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「Blockchain」タグの記事が53件件あります

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· 約4分

Ethereum のアカウントが下記2種類があるのは既に知られていると思います。

  • EOA:外部所有アカウント、つまり人間がプライベートキーで制御して使うアカウント
  • CA:コントラクトアカウント、スマートコントラクトをデプロイしてできたアカウント。プライベートキーなし

また、現状はプロトコル上、トランザクションは EOA による電子署名したものである前提になっている為、すべてのトランザクションが EOA からトリガーさせて実行していて、CA からはトリガーできません。

せっかく CA でいろいろ自動化できているので、この差をなくして EOA なしでもっとコントラクトウォレットを利用したいことが結構初期段階から考えられています。 また、 EOA の場合プライベートキーでフルコントロールできるため、セキュリティ向上は重要な課題であり、常に問題視されています。 これらを解決するために、EOA ではなく、CA を活用しよりセキュアなウォレットを実現したいのが、Account Abstraction (AA)になります。

他の EIP もありますが、新しいトランザクションタイプの追加や新しい opcode の追加のようなプロトコルレイヤーの修正が必要なので、あんまり進められていませんでした。ERC4337 は、それらの修正の必要ない新しい考案であるため注目されています。

ERC4337 の設計は、メタトランザクションを参考して実現しています。参考記事が詳細があるので、ここはシーケンス図を載せておきます。

· 約4分

ERC721 NFT がよく知られていますが、2022/06/28、NFT レンタルの規格として、ERC4907 が容認され、EIP が final ステータスになりました。

現時点(2022/12)では、OpenZeppelin にはまだ実装されていない模様です。

· 約5分

譲渡不可 NFT については、NTT を紹介しましたが、今年話題になっているもう1つ SBT があります。SBT とは、 SoulBound Token の略語であり、Vitalik の提案から広がっています。

名前の由来は、人気オンラインゲーム「World of Warcraff」からアイデアを得ています。 そのゲームの道具アイテムには、任意で他人に譲ったり売ったりものはもちろんありますが、もう1つの種類として、一度拾うと他人に譲ったり売ったりすることができないアイテムがあり、ゲームの中では 魂に紐付けいたアイテム(SoulBound Item) と呼ばれています。Vitalik はこの発想をブロックチェーンに持ってきた経緯です。

· 約7分

The merge が実施できてから、 Ethereum のブロック生成アルゴリズムが PoW から PoS に切り替えました。バリデーター・委員会・ブロック提案者など新しい言葉もあり、PoS の場合新しいブロックはどう生成されるかを整理してみました

情報元は下記 Vitalik's Annotated Ethereum 2.0 Spec です。リンク先は Phase 0 になっており、今現在は既にその後の Mergeフェーズになっていますが、概ねの流れが変わってない(と思う)ので、ご参考になれば幸いです。

Vitalik's Annotated Ethereum 2.0 Spec

· 約4分

NFTの凄いところは、販売時点だけでなく、転売時(二次流通時)にも永遠にクリエイターにロイヤリティーが入る仕組みが実装できる

というお話はどこかで聞いたことがあると思いますが、結論からしますと、いろいろ制限されている条件の前提でしか成り立たないことでした。

NFT のスマートコントラクトを実装したことがあればわかると思いますが、ERC 721 / ERC 1155 のスマートコントラクトの標準的な実装に NFT を転送する関数がありますが、そこにロイヤリティ還元するロジックを入れるのは、現実的ではないというか、そもそも転送するタイミングでは取引の価格・ロイヤリティの情報を知る手段がないため実装できません。

なので、結局ロイヤリティの支払いは、opensea のような、取引が発生するマーケットプレイス側の実装次第になっています。

image0.png

参照元:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/assets/internet_committee_220715_08.pdf

· 約5分

12月1日当日ぐらいいきなり走り出した一人で「イーサリアム・スマートコントラクト」 Advent Calendar 2017 - Qiita 、調査メモ程度のものでもありつつ、今日無事に最終日になりました。 バラバラ書いた内容をまとめたいのと、個人の感想程度のこれからのブロックチェーンとスマートコントラクトを書きたいところです。

· 約3分

今2017年のスマートコントラクトは、トークンでしたら、普通に億円単位のお金を管理しているので、セキュリティは非常に重要です。そこで出てきたのは、OpenZeppelin。 OpenZeppelinは、Zeppelin Solutionsというスマートコントラクト審査サービスを提供する組織からベストのやり方を整理した内容であり、よく使われる各種スマートコントラクトを実装してオープンソースで公開しているので、それらを継承し拡張すれば、自分のコントラクトを実装できる。

今回は、OpenZeppelinを使ってERC-20トークンを作って、送金したりしてみます。